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教授挨拶

化学療法センター開設2周年(東北大学病院だより2006年7月号より)

化学療法センター長
石岡千加史

2004年4月のオープンから2年、12床の小さな化学療法センター(以下、化療センター)は月延べ利用者数が500人を超える外来共通治療施設として順調に稼働しています。開設準備から現在まで各診療科、看護部、薬剤部、検査部、MITセンター、事務部の多くの皆様にご支援をいただいております。外来化療センターとしてスタートした当初は、手探りのスタートでありましたが、運営会議の強力なサポートを得て、各種マニュアル作成・改訂、化療オーダリング・システムの開発、調剤・処方監査システムの構築、院内共通説明・同意文書作成など、現在の運用システムの多くを化療センター・ワーキンググループ(以下、WG)での議論を通じて構築してきました。WGを通じて看護師、薬剤師、医師を中心に、システム・エンジニア、検査技師や事務職員を加えた非常に素晴らしいチームワークが形成されております。さらに、昨年6月からは院内全ての化学療法の標準化と管理を行なうセンターとして生まれ変わり、運営委員会が統括、薬剤部内に化療センター事務局(事務局長は後藤薬剤部長)が管理、調剤室を有する外来化学療法室が治療を行う組織となりました。また、化療プロトコール審査委員会では事前査読と月1回の審査委員会を開催し、病院全体の化学療法の標準化を強力に推進しています。また、最近の利用者急増に対応すべくリスク・マネージメントの見直しに真剣に取り組んでおります。なお、センターの活動はニュースレター「回光(えこう)」でご報告いたします。

化療センターはどんどん進化しています。2006年10月からは新東病棟4階に移転し本格的化学療法センターとして新装オープンいたします。テレビ付30床の新外来化学療法室に加え、拡張した調剤室、診察室、処置室、相談室等を設置し国立大学病院としては最大規模、国立がんセンター中央病院(38床)や癌研有明病院(35床)に準ずる規模の化学療法専用治療室となります。また、新しい試みとして入院化学療法の支援、番号掲示呼び出しシステム導入などを予定しています。新外来化学療法室には看護師が現在の4名から7名に増員配置され、10月からは月700人規模(看護師1名当たり100人)の治療体制が確保されます。また、化療センターでは大きな課題であった専任医師も配置される予定です。

今後のテーマは、1.患者に信頼される(より有効、安全かつ快適で理解しやすい)治療の提供、2.標準化の推進、3.臨床研究・治験への支援、4.専門的医療従事者の育成、5.がん診療連携拠点病院における機能の向上、の5項目を挙げます。特にがん診療連携拠点病院化に向けて公開研修会やカンファランスを通じて地域医療機関との連携を強化したいと思います。今後も化療センターへのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

(東北大学病院だより2006年7月号より)

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