東北大学加齢医学研究所 臨床腫瘍学分野 東北大学 腫瘍内科

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国民病であるがん征圧を目標とした国の動き

現在、日本人の死因の第1位は悪性腫瘍であり、毎年30万人の方が命を落とされています。国民病といえるがんに対してわが国では2003年に制定された「第3次対がん10カ年総合戦略」では、その戦略目標として、わが国の死亡原因の第1位であるがんについて、研究、予防及び医療を総合的に推進することにより、がんの罹患率と死亡率の激減を目指すとしています。がん医療の向上とそれを支える社会環境の整備事業として、全国どこでも、質の高いがん医療を受けることができるよう「均てん化」を図ることが戦略の一つとして掲げられており、がん診療拠点病院の整備とがん専門医の育成が、がん診療の重要な施策となっています。

また2007年4月1日からがん対策基本法が制定され、国および地方公共団体においては専門的な知識及び技能を有する医師その他の医療従事者の育成が求められるようになりました。これに関連し、2007年7月に今後のがん医療を担う質の高いがん専門医等を養成することを目的とした文部科学省の公募事業「がんプロフェッショナル養成プラン」が全国で18件選定されました。東北大学も、山形大学、福島県立医科大学の3大学と東北4県22病院と連携し「東北がんプロフェッショナル養成プラン」を開始しました。2012年からは新たに新潟大学も参加し、第2期「東北がんプロフェッショナル養成プラン」を開始し、さらに2017年からは引き続いて「東北次世代がんプロフェッショナル養成プラン」を開始し、新たな専門医の育成事業を精力的に推進しています。

専門的知識および技能を有する医師育成に対する学会の動き

国のこのような施策を受けて、医学学会においては、まず「日本臨床腫瘍学会」が2003年6月に「臨床腫瘍専門医制度」を設立しました。2021年4月現在、全国で1463名のがん薬物療法専門医が認定を受けて各地でがん医療に携わっております。また日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、および全国がん(成人病)センター協議会から推薦を受けた理事により運営される「日本がん治療認定医機構」を認定母体とした、「がん治療認定医制度」も発足し、2008年1月の認定試験を経て認定されております。

当教室からも、臨床腫瘍専門医制度が開始された初年度から4人のがん薬物療法専門医を輩出し、2021年4月現在で東北大学病院腫瘍内科の教員・OB、または「腫瘍内科を含む教育プログラム」により「がん薬物療法専門医」の認定を受けた医師は、36名に達しております。

質の高いがん専門医の育成のために

臨床腫瘍学分野は、東北大学病院においては腫瘍内科として、消化器疾患をはじめとした様々な固形腫瘍の薬物療法の診療に携わっているとともに、将来的に社会的ニーズの高いメディカルオンコロジスト(臨床腫瘍医)の育成も行っております。臨床腫瘍学、特にがん薬物療法学に興味を持っている将来性豊かな若い人材を歓迎いたします。

日本臨床腫瘍学会「がん薬物療法専門医」認定者教育実績

  • 2006年 第1回認定者 4名
  • 2007年 第2回認定者 4名
  • 2008年 第3回認定者 2名
  • 2009年 第4回認定者 3名
  • 2011年 第6回認定者 1名
  • 2012年 第7回認定者 5名
  • 2013年 第8回認定者 6名
  • 2015年 第10回認定者 4名
  • 2016年 第11回認定者 2名
  • 2018年 第13回認定者 1名
  • 2019年 第14回認定者 2名
  • 2020年 第15回認定者 1名
  • 2021年 第16回認定者 1名
  • 2022年 第17回認定者 4名
  • 2023年 第18回認定者 2名

興味のある方は御連絡ください。
教育担当主任 今井 源
E-mail:hiroo.imai.d8(at-mark)tohoku.ac.jp
Tel 022-717-8547 / Fax 022-717-8548

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